マネジメント系5 / 25問
システム監査技術者試験 令和2年度 秋期 午前II 問5
財務報告に係る内部統制監査におけるリスクアプローチの説明のうち、適切なものはどれか。
選択肢を押すと答え合わせができます。
正解と解説を見る
【正解】エ
リスクアプローチとは、全ての監査対象へ同じ量の監査手続を行うのではなく、重要な誤りが生じる可能性と影響を評価し、リスクが高い領域へ監査人員や時間を重点的に配分する考え方です。財務報告に係る内部統制監査では、財務諸表の重要な虚偽表示につながる可能性が高い勘定科目や業務プロセスを重視します。したがって、エが適切です。
アの記述は誤りです。固有リスクとは、内部統制が存在しないと仮定した場合に虚偽表示が生じる可能性です。監査では固有リスクだけでなく、内部統制で防止又は発見できない統制リスクなども考慮して評価する必要があります。
イの記述は誤りです。リスクアプローチでは、業務プロセスを任意に抽出するのではありません。財務諸表の重要な虚偽表示リスクとの関連性を踏まえ、評価対象とするプロセスや統制を選定します。
ウの記述は誤りです。全業務からボトムアップで網羅的にリスクを洗い出す方法は、監査資源を重点配分する考え方と合致しません。まず財務諸表全体を分析し、重要な勘定科目や開示項目から関連する業務プロセスへ展開するトップダウン型の評価を行います。
【ポイント】 リスクアプローチの狙いは、限られた監査資源を重要な虚偽表示リスクの高い領域へ集中させ、監査の有効性と効率性を高めることです。「重要性」「発生可能性」「影響度」を関連付けて判断します。
出典:令和2年度 秋期 システム監査技術者試験 午前II 問5
※ 解説は SkillStack 編集部が作成したものです。Web 表示のため、図表の配置や表記を一部改めています。
この回の25問を、アプリで通しで解く
- 本番と同じ問題数・制限時間で通し演習(模試モード)
- 間違えた問題は自動で「復習すべき問題」に回る
- 解説で分からない点はAIに質問できる