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テクノロジ系15 / 25問

データベーススペシャリスト試験 令和6年度 秋期 午前II 問15

トランザクションT₁とT₂の並行実行における不整合検索異状(inconsistent retrieval anomaly)の説明はどれか。

選択肢を押すと答え合わせができます。

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【正解】イ

不整合検索異状とは、一つの処理が関連する複数のデータを扱っている途中で、別のトランザクションによる更新が入り、異なる時点の値を組み合わせて処理してしまう現象です。イでは、T₂が更新前のxを読み取った後にT₁がxを更新し、T₂は古いxを基にyを更新しています。その結果、最新のxとyとの間で本来保つべき対応関係が崩れます。このように、処理中に参照したデータの整合性が失われる事象が不整合検索異状なので、イが正解です。

アは誤りです。これは、T₁の未コミット更新に重ねてT₂が同じデータを更新するダーティライト、すなわち未確定データへの上書きの説明です。

ウは誤りです。これは連鎖的ロールバックの説明です。先行トランザクションの未コミットデータに依存した後続トランザクションも、先行処理の取消しに伴って取り消す必要が生じます。

エは誤りです。これはダーティリードによる不正な処理の説明です。T₂がT₁の未コミットデータを読み、その後T₁がロールバックしたため、存在しなくなった値を使った処理結果が残ります。

【ポイント】 不整合検索異状では、関連するデータを同じ論理時点の値として扱えないことが問題になります。 未コミット値の読取りはダーティリード、同じ値を二度読んだ際の変化は反復不能読取りです。 異状の名称は、「何を読んだか」と「いつ他の更新が入ったか」で判別します。

出典:令和6年度 秋期 データベーススペシャリスト試験 午前II 問15
※ 解説は SkillStack 編集部が作成したものです。Web 表示のため、図表の配置や表記を一部改めています。

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