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テクノロジ系17 / 25問

エンベデッドシステムスペシャリスト試験 令和6年度 秋期 午前II 問17

並列に生起する事象の間の同期を表現することが可能な、ソフトウェアの要求モデルはどれか。

選択肢を押すと答え合わせができます。

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【正解】ウ

ペトリネットは、条件や状態を表す「プレース」、事象や処理の発生を表す「トランジション」、現在の状態を示す「トークン」を用いるモデルです。あるトランジションの入力側プレースに必要なトークンがそろうと、そのトランジションが発火します。互いに独立したトランジションは並列に発火でき、複数の並列処理から来るトークンがそろったときだけ次の処理を発火させれば、合流時の同期も表現できます。このように並行性と同期を自然に記述できるので、ウが正解です。

アのE-Rモデルは誤りです。これは実体を表すエンティティと、実体同士の関連を表すリレーションシップによって、主にデータの構造を表現するモデルです。事象の並列実行や同期を表すモデルではありません。

イのデータフローモデルは誤りです。これは入力データが処理によって変換され、出力先やデータストアへ流れる様子を表すモデルです。処理とデータの流れの把握には向きますが、並列事象の発火条件や同期を中心に表すものではありません。

エの有限状態機械モデルは誤りです。これは現在の一つの状態と、入力された事象による別の状態への遷移を表すモデルです。順序的な状態変化には適しますが、複数事象の同時進行や合流時の同期を直接表す点ではペトリネットが適しています。

【ポイント】 ペトリネットは、並行、競合、同期を表せることが重要です。 「複数の条件がそろうと発火する」という仕組みが、並列処理の待合せを表します。 E-Rはデータ構造、データフローはデータの流れ、有限状態機械は状態遷移と整理します。

出典:令和6年度 秋期 エンベデッドシステムスペシャリスト試験 午前II 問17
※ 解説は SkillStack 編集部が作成したものです。Web 表示のため、図表の配置や表記を一部改めています。

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