高度情報処理技術者試験・情報処理安全確保支援士試験 令和4年度 春期 午前I 問18
ある組織では、プロジェクトのスケジュールとコストの管理にアーンドバリューマネジメントを用いている。期間10日間のプロジェクトの、5日目の終了時点の状況は表のとおりである。この時点でのコスト効率が今後も続くとしたとき、完成時総コスト見積り(EAC)は何万円か。

選択肢を押すと答え合わせができます。
正解と解説を見る
【正解】エ
表から、完成時総予算BACは100万円、アーンドバリューEVは40万円、実コストACは60万円です。現在までのコスト効率を示すコスト効率指数CPIは、次のように求めます。
CPI=EV÷AC=40÷60=2/3
これは、1万円を使って得られている成果が約0.667万円分であり、予算よりコスト効率が悪いことを示します。今後もこの効率が続くので、未完了作業の予算価値はBAC-EV=100-40=60万円、その実施に必要な見積コストは60÷(2/3)=90万円です。したがって、完成時総コスト見積りは次のとおりです。
EAC=AC+未完了作業の見積コスト =60+90=150万円
よって、エが正解です。これはEAC=BAC÷CPI=100÷(2/3)=150万円としても求められます。
アの110万円は誤りです。残りのコストを50万円としてACに加えた値ですが、残りの作業価値は60万円であり、現在の低いコスト効率も反映していません。 イの120万円は、残りの60万円分を予算どおり60万円で実施すると仮定した値です。今後も現在の効率が続くという条件に反します。 ウの135万円は、残りの作業を75万円で実施する計算になりますが、その場合の将来のCPIは60÷75=0.8となり、現在のCPIである2/3と一致しません。
【ポイント】 CPI=EV÷ACであり、1未満ならコスト超過、1を超えれば予算より効率的です。 現在のコスト効率が継続するときは、EAC=BAC÷CPIを使用できます。 PVは計画上の進捗を表す値であり、この条件でのコスト見積りには直接使用しません。
出典:令和4年度 春期 高度情報処理技術者試験・情報処理安全確保支援士試験 午前I 問18
※ 解説は SkillStack 編集部が作成したものです。Web 表示のため、図表の配置や表記を一部改めています。
この回の30問を、アプリで通しで解く
- 本番と同じ問題数・制限時間で通し演習(模試モード)
- 間違えた問題は自動で「復習すべき問題」に回る
- 解説で分からない点はAIに質問できる