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ストラテジ系20 / 25問

プロジェクトマネージャ試験 令和4年度 秋期 午前II 問20

IoTを活用した工場管理システムの開発を行う。システムを構築し、サービスを運営するA社は、B社にボード開発を定額契約で委託した。B社はボードの納入前のネットワーク試験のため、工場の設備を管理するC社と実費償還契約を締結し、工場の一部区画とネットワークを借用した。C社のネットワーク設備に故障はなく、B社の人的リソース不足が原因でネットワーク試験の作業が遅延し、追加の費用が発生したとき、その費用を負担すべき会社はどれか。ここで、各社は契約を正当に履行するものとする。また、定額契約を交わした時点では、開発のスコープは十分明確で、契約以降の変更はないものとする。

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【正解】ウ

ウのB社が追加費用を負担します。A社とB社の間は定額契約であり、契約時にスコープが十分明確で、その後の変更もありません。定額契約では、合意した成果物を一定額で完成させる責任を受注者が負うため、受注者側の作業遅延や見積り不足によって費用が増加しても、原則として受注者であるB社の負担となります。また、B社とC社の間は実費償還契約なので、C社に発生した正当な実費を支払う立場は発注者であるB社です。遅延原因もB社の人的リソース不足であり、C社の設備故障や契約不履行ではないため、結論はB社単独の負担です。

アのA社は誤りです。A社はB社との定額契約で合意した額を支払う立場であり、スコープ変更もないため、B社内部の事情による追加費用を負担しません。

イのA社及びB社は誤りです。A社側に追加費用を分担する原因がなく、負担を両社に分ける根拠がありません。

エのB社及びC社は誤りです。C社のネットワーク設備に故障はなく、契約を正当に履行しているため、C社に追加費用を負担させる理由はありません。

【ポイント】 定額契約ではコスト超過のリスクを主に受注者が負い、実費償還契約では正当な実費を主に発注者が負います。複数の契約がある場合は、契約関係ごとに発注者と受注者を整理し、遅延原因も併せて判断します。

出典:令和4年度 秋期 プロジェクトマネージャ試験 午前II 問20
※ 解説は SkillStack 編集部が作成したものです。Web 表示のため、図表の配置や表記を一部改めています。

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