AWS CLFとは|難易度・勉強時間・合格率を解説【2026年版】
AWS CLF(AWS Certified Cloud Practitioner)は、AWS認定資格の中で最も基礎に位置づけられる入門資格です。「これからAWSを学びたいが、CLFとは何か」「難易度や勉強時間はどのくらいか」「未経験でも合格できるのか」と迷っている方は多いはずです。本記事では、AWS公式の試験ガイドをもとに、CLF-C02の試験概要・難易度・合格率・受験料、そしてレベル別の勉強時間の目安と効率的な学習の進め方までを、2026年6月時点の最新情報で整理しました。AWS認定の第一歩を、迷わず踏み出すための地図として活用してください。
AWS CLF(クラウドプラクティショナー)とは|試験概要
AWS CLFは、AWSクラウドの全体像を技術・ビジネスの両面から基礎レベルで理解していることを証明する認定資格です。現行バージョンはCLF-C02で、特定の職種に限らず、エンジニア以外の営業・企画・管理部門の方も対象としています。AWS公式は受験対象者を「AWSクラウドの設計・実装・運用の経験が6か月以下の方」と定めており、深い技術力よりも、サービスの概要や用語を広く浅く理解しているかが問われます。
試験形式の概要は次のとおりです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 試験名 | AWS Certified Cloud Practitioner(CLF-C02) |
| レベル | Foundational(基礎) |
| 問題数 | 65問(うち採点対象50問・採点対象外15問) |
| 試験時間 | 90分 |
| 出題形式 | 選択式(択一・複数選択) |
| 合格スコア | 700点(100〜1,000点の換算スコア) |
| 受験料 | 15,000円(税別)※ |
| 受験方法 | テストセンター または オンライン受験 |
| 有効期限 | 3年間 |
※ 受験料はAWSの方針により、為替レートに応じて毎年4月ごろ改定されます。申し込み前に必ず公式サイトで最新額を確認してください。
出題される4つの分野
CLF-C02の採点対象は、次の4分野で構成されます。配点比率は分野ごとに異なり、「テクノロジーとサービス」「セキュリティ」の2分野で全体の約6割を占めるのが大きな特徴です。
| 分野 | 配点比率 | 主な内容 |
|---|---|---|
| クラウドのコンセプト | 24% | AWSの価値提案、クラウドの経済性、設計原則、移行戦略(AWS CAFなど) |
| セキュリティとコンプライアンス | 30% | 責任共有モデル、IAMなどのアクセス管理、セキュリティ関連サービス |
| クラウドテクノロジーとサービス | 34% | EC2・S3・VPCなど主要サービス、グローバルインフラ、デプロイ手法 |
| 請求、料金、サポート | 12% | 料金モデル、コスト管理ツール、サポートプラン |
一見やさしそうに見えるCLFですが、出題対象となるAWSサービスは100種類以上に広がっており、初学者ほど「範囲が広すぎて、どこから手をつければいいか分からない」とつまずきがちです。やみくもにテキストを読み進めるより、出題比率の高い分野から学習計画を立てることが、最短合格の分かれ目になります。
AWS CLFの難易度|合格率・他資格との比較
CLFはAWS認定の中で最も基礎的なFoundationalレベルに位置し、一般にAWS認定の中で最も取得しやすい資格とされています。AWSは合格率を公式に公表していないため正確な数値は分かりませんが、前提とするIT知識のハードルが低いこと、合格ライン(700点)が満点の約7割であることなどから、対策をすれば十分に合格を狙えるレベルといえます。
難易度のイメージをつかむために、近い位置づけの資格と比較すると次のとおりです。
| 資格 | レベル | 難易度の目安 | 位置づけ |
|---|---|---|---|
| ITパスポート | 国家試験・入門 | ★☆☆☆☆ | IT全般の基礎 |
| AWS CLF(CLF-C02) | Foundational | ★☆☆☆☆〜★★☆☆☆ | AWSの基礎・入門 |
| AWS SAA(SAA-C03) | Associate | ★★★☆☆ | AWS設計の実務レベル |
CLFの難易度はITパスポートと同程度と語られることが多く、AWS未経験からでも独学で合格を目指せます。ただし用語やサービスの数は決して少なくないため、「簡単」と油断せず、出題範囲を一通りカバーすることが重要です。各資格の全体像から逆算して計画を立てたい場合は、AWS認定資格12種類の難易度と取得順番の比較もあわせて確認すると、CLF取得後の道筋が見えやすくなります。
CLFの次のステップとしては、設計の実務レベルを問うSAAが定番です。難易度は一段上がるため、まずCLFで土台を固めてから進むのが王道です。次の目標を検討している方は、AWS SAAの勉強方法ロードマップが参考になります。
AWS CLFの勉強時間の目安|レベル別
勉強時間は前提知識によって大きく変わります。合格者の体験談や各種学習サイトの情報を総合すると、目安は次のとおりです。
| レベル | 勉強時間の目安 | 学習期間の目安 |
|---|---|---|
| IT未経験 | 30〜60時間 | 約3〜6週間 |
| IT経験者(クラウド以外) | 15〜30時間 | 約2〜3週間 |
| AWS実務経験者 | 5〜15時間 | 数日〜1週間 |
AWS公式が受験対象を「AWS経験6か月以下」としていることからも分かるとおり、CLFは長期の学習を前提とした試験ではありません。1日1〜2時間の学習なら、未経験でも1〜1.5か月程度で合格圏に届くケースが一般的です。働きながら学習時間を確保する具体的な方法は、社会人がIT資格の勉強時間を捻出する方法が参考になります。
AWS CLFの勉強法と学習ステップ
限られた時間で合格するには、インプットとアウトプットのバランスが重要です。おすすめの学習ステップは次の3段階です。
- 全体像のインプット:AWS公式の無料学習「AWS Cloud Practitioner Essentials」や定番の参考書で、主要サービスとクラウドの基本概念をざっと押さえる。
- 配点の高い分野から重点学習:比率の大きい「クラウドテクノロジーとサービス(34%)」「セキュリティとコンプライアンス(30%)」を優先する。責任共有モデルやEC2・S3・VPCなどの主要サービスは特に頻出。
- 問題演習で定着:模擬問題を繰り返し、間違えた論点を復習する。本番は65問90分(1問あたり約1.4分)なので、解答ペースの感覚も演習で身につける。
CLFのような基礎資格は、テキストを読むだけでは知識が定着しにくく、問題を解いて「分かったつもり」を洗い出す過程が合否を分けます。スキマ時間に演習を回したい場合は、CLF・AIFを無料で問題演習でき、つまずいた論点をAIに解説させられるSkillStackのような学習ツールを使うと、手を動かしながら自分との相性を確かめられます。
よくある質問
AWS CLFは未経験でも合格できますか?
はい。CLFはAWS認定の中で最も基礎的な資格で、前提となる実務経験は必須ではありません。クラウドやIT未経験の方でも、30〜60時間程度の学習で合格を目指せます。用語やサービスの概要を理解することが中心で、コーディングなどの技術スキルは問われません。
AWS CLFの受験料はいくらですか?
2026年6月時点で15,000円(税別)です。AWS認定の受験料は為替レートに応じて毎年4月ごろ改定されるため、申し込み前に公式サイトで最新の金額を確認してください。なお、合格者には次回以降の受験に使える50%割引バウチャーが付与されます。
AWS CLFに有効期限はありますか?
あります。AWS認定の有効期限は3年間です。更新するには、CLFを再受験する、上位のアソシエイト以上の試験に合格する、もしくはCLF向けの「AWS Cloud Quest: Recertify Cloud Practitioner」を完了する、といった方法があります。
AWS CLFとAWS SAAはどちらから取るべきですか?
一般的には、基礎を固められるCLFから取得するのがおすすめです。CLFでAWS全体の用語やサービスを把握してからSAAに進むと、難易度の高いSAAの学習がスムーズになります。ただしIT経験が豊富な方は、CLFを飛ばしてSAAから挑戦するケースもあります。
AWS CLFの合格率はどのくらいですか?
AWSは公式に合格率を公表していません。ただしFoundationalレベルで前提知識のハードルが低いこと、合格ラインが満点の約7割であることから、AWS認定の中では合格しやすい資格と位置づけられています。十分な対策をすれば、過度に恐れる必要はありません。
まとめ
AWS CLF(クラウドプラクティショナー)は、AWSクラウドの基礎を証明するFoundationalレベルの入門資格です。65問90分・合格ライン700点で、出題は4分野(コンセプト24%/セキュリティ30%/テクノロジー34%/請求12%)に分かれます。難易度はITパスポート程度とされ、未経験でも30〜60時間ほどの学習で合格が狙えます。
合格のポイントは、配点の大きいテクノロジーとセキュリティの分野を優先し、インプット後に問題演習で定着させること。CLFで土台を作れば、SAAなど上位資格への道も開けます。まずは出題範囲の全体像をつかむことから始めてみてください。




