「今日も残業で勉強ゼロ。この調子でCCNAに受かるのか」——働きながらの資格勉強で最初に心が折れそうになるのが、この瞬間です。結論から言うと、CCNAの勉強時間の目安は未経験で200〜300時間。1日2時間なら、200時間には約3か月半、300時間でも5か月ほどで合格レベルに届きます。
合否を分けるのは、才能でも徹夜でもありません。「どの時間帯に・何をやるか」を先に決めてしまう計画づくりです。読み終えるころには、平日・休日の時間配分、3〜4か月のモデルスケジュールに加えて、「平日◯時間・休日◯時間なら何か月で届くか」を一覧できる逆算早見表まで、自分の生活にそのまま当てはめられる材料が手元にそろいます。今夜の30分から、計画は動かせます。
CCNAの勉強時間の目安|未経験は200〜300時間
CCNAに必要な勉強時間の目安は、IT未経験で200〜300時間、ネットワークの実務経験者で150時間ほどです。差を生むのは、サブネットやVLANといった専門用語を「ゼロから理解するか、すでに現場で触れているか」の違いです。
| 経験レベル | 勉強時間の目安 | 合格までの期間(1日2時間の場合) |
|---|---|---|
| IT未経験 | 200〜300時間 | 約3.5〜5か月 |
| ネットワーク実務経験あり | 150時間程度 | 約2.5か月 |
未経験者は用語の理解から始まるため、300時間側で見積もっておくと計画が崩れません。週単位に直すと、週15時間ペースなら200時間まで約13〜14週(3か月強)、300時間なら約20週(4.5〜5か月)。週20時間なら200時間まで約10週(2.5か月)、300時間でも約15週(3.5か月)です。CCNAの試験概要や難易度をまだ把握していない方は、先にCCNAとは|難易度・受験料・合格点で全体像を確認しておくと、必要な学習量をイメージしやすくなります。
ここで多くの社会人がつまずくのが、「200〜300時間」という総量への圧倒です。仕事終わりにまとまった時間を作ろうとして続かず、気づけば2週間テキストを開いていない——という失敗は珍しくありません。必要なのは長い机上時間ではなく、通勤や休憩の細切れ時間も演習に変えて、学習を1日も途切れさせない仕組みです。
働きながらCCNAに合格する学習計画の立て方
働きながら合格する鍵は、学習時間を生活の中の「固定枠」にしてしまうことです。「空いたらやる」は、やらない。時間帯ごとに役割を決めて、考えなくても机に向かえる状態を作ります。
無理なく続けやすいのが、次の配分です。
- 朝(30分〜1時間):出勤前にテキストの読み込みと前日の復習。頭が新しいうちに理解系を片付ける
- 夜(1時間程度):帰宅後に問題演習で当日分をアウトプット
- 通勤・休憩などのスキマ時間:スマホで一問一答を反復。1日15問でも月300問を超える
- 週末(3〜4時間):苦手分野の集中学習とシミュレータでの設定練習
例えば「平日に合計1〜1.5時間+休日に4時間前後」を継続すると、4か月でおおむね150〜200時間に達します。中身はインプット(参考書・動画)よりアウトプット(問題演習)を厚くし、比率は「インプット2:アウトプット7:実機1」が目安です。読むだけで終わらせず、間違えた問題を解き直すこと。それが最短ルートです。スキマ時間の使い方はスキマ時間でIT資格に合格するスマホ学習術で具体的に紹介しています。
CCNA合格までの3〜4か月スケジュール例
未経験・1日2時間ペースなら、学習は「インプット期→知識定着期→直前対策期」の3段階に分けると進捗を管理しやすくなります。
| 期間 | 目安 | やること |
|---|---|---|
| 1〜2か月目(インプット期) | 全体の3〜4割 | テキストで基礎と全体像を理解。並行して問題演習を開始 |
| 2〜3か月目(知識定着期) | 全体の4〜5割 | 問題演習を反復し、シミュレータで設定を体験 |
| 最後の2〜4週間(直前対策期) | 残り | 模試で本番形式に慣れ、苦手分野を集中的に潰す |
ポイントは、インプット期を長引かせないことです。テキストは7割の理解で切り上げ、早めに問題演習へ移った方が知識は定着します。具体的な教材や進め方はCCNA勉強法ロードマップで詳しく解説しています。
直前対策期は、本番の形式から逆算します。CCNA(200-301)は120分の試験で、出題6分野のうち配点が最も大きいのは「IP接続」の25%。「ネットワーク基礎」「ネットワークアクセス」が各20%で続くため、模試で伸び悩んだら、まずこの上位3分野を固めるのが得点効率の面で有利です。なお、現行試験(v1.1)で受験できるのは2027年2月2日までで、翌3日からは改訂版(v2.0)に切り替わります。現行版の教材で学び始めるなら、2026年中の受験を目標に置くと安心です。
平日・休日それぞれ何時間で合格できる?到達月数の逆算早見表
「自分のペースだと何か月かかるのか」は、週の学習時間から機械的に逆算できます。未経験の目安である200〜300時間を、時間配分別に置き換えたのが次の表です。
| 平日(1日) | 休日(1日) | 週合計 | 200時間到達 | 300時間到達 |
|---|---|---|---|---|
| 1時間 | 2時間 | 約9時間 | 約5.5か月 | 約8か月 |
| 1時間 | 4時間 | 約13時間 | 約4か月 | 約5.5か月 |
| 2時間 | 4時間 | 約18時間 | 約3か月 | 約4か月 |
| 2時間 | 6時間 | 約22時間 | 約2か月 | 約3か月 |
ネットワークの実務経験者は目安が150時間なので、「200時間到達」の列から2〜3割短く読み替えてください。表より速く進める必要はありません。大事なのは自分の行に線を引き、そこで出た月数の先に受験日を予定として置くことです。締め切りが決まると、平日の30分の重みが変わります。
勉強時間を確保するコツ(働きながら)
時間は「探す」ものではなく「先に押さえる」ものです。忙しい社会人が現実的に使える方法を4つ挙げます。
- 時間帯を固定する:「朝の30分」「帰宅後の1時間」など、毎日同じ枠を学習に充てて習慣化する。
- スキマ時間を演習に変える:通勤・昼休み・待ち時間に一問一答を解き、机上時間以外も積み上げる。
- 分散して復習する:一度にまとめて詰め込むより、間隔をあけて繰り返す方が記憶に残りやすい。
- 進捗を可視化する:解いた問題数や正答率を記録し、積み上がりを目に見える形にして続ける力に変える。
挫折は「最初の1か月」に集中する——典型3パターンと立て直し方
働きながらの受験で計画が崩れる場面は、経験則としてほぼ決まっています。1つ目は、テキストの完読にこだわって序盤の章で止まるパターン。理解7割で先へ進み、問題演習で穴を埋め戻す方が結果的に速く仕上がります。2つ目は、「週末にまとめて」型で平日が空白になるパターン。週明けは前週の内容を思い出す作業から始まり、同じページを何度もやり直すことになります。平日は1問でも解いて、記憶の糸を切らさないのが対策です。
3つ目は、模試を最後まで温存するパターンです。直前に初めて解いて弱点分野が見つかっても、潰す時間が残っていません。2か月目に入ったら定期的に模試や分野別演習で現在地を測り、弱い分野から先に手当てしましょう。働きながらの学習時間づくりは社会人がIT資格に合格する勉強時間の作り方でも詳しく扱っています。
よくある質問
CCNAは働きながらでも合格できますか?
十分に可能です。実際に、平日は朝晩やスキマ時間、休日はまとまった時間を使い、3〜4か月で合格している社会人は多くいます。まとまった時間を一度に作ろうとせず、毎日少しずつ継続することが働きながら合格する最大のコツです。
1日にどのくらい勉強すればよいですか?
1日2時間を確保できれば、未経験でも200時間なら約3か月半、300時間でも5か月ほどで合格レベルに届きます。難しい場合は、平日1時間+休日に多めという配分でも、4か月ほどで合計150〜200時間に到達できます。長さより、途切れさせない継続を優先しましょう。
勉強時間が思うように取れないときはどうすればよいですか?
机に向かう時間にこだわらず、通勤や休憩などのスキマ時間を問題演習に充てるのが有効です。1日15〜30問でも毎日続ければ、1か月で数百問の演習になります。スマホアプリを使えば、こうした細切れ時間をそのまま演習量に変えられます。
まとめ
200〜300時間という数字は、眺めているだけなら遠い山です。しかし早見表に当てはめれば「平日2時間・休日4時間なら約3か月」と、終わりの見える距離に変わります。まずは自分の行を決め、朝・夜・週末のどこに学習枠を置くかを今日中に固定してしまいましょう。机に向かえない日の保険として、通勤や昼休みにスマホで1問から演習できるSkillStackを計画に組み込んでおくのも現実的な方法です。計画は立てた日が一番熱いうちに——最初の1問は、今日のうちに解いてください。
参考サイト
- CCNA合格に必要な勉強時間は?最短で合格するための勉強のポイントも解説 - ウズカレマガジン(取得日: 2026年6月21日)
- CCNAの難易度は?未経験の勉強時間200〜300時間のリアル【2026】 - infla-lab(取得日: 2026年6月21日)
- CCNAを最短で合格する勉強法|教材・勉強時間・5ステップで徹底解説 - 株式会社CAIRN(取得日: 2026年6月21日)
- Cisco「CCNA Exam v1.1 (200-301) Exam Topics」(取得日: 2026年7月7日)
- Cisco Learning Blog「Stay on Track: Get Certified Before the CCNA Refresh」(取得日: 2026年7月7日)
