応用情報技術者試験 令和5年度 春期 午前 問14
CPU と磁気ディスク装置で構成されるシステムで、表に示すジョブ A、B を実行する。この二つのジョブが実行を終了するまでの CPU の使用率と磁気ディスク装置の使用率との組合せのうち、適切なものはどれか。ここで、ジョブ A、B はシステムの動作開始時点ではいずれも実行可能状態にあり、A、B の順で実行される。CPU 及び磁気ディスク装置は、ともに一つの要求だけを発生順に処理する。ジョブ A、B とも、CPU の処理を終了した後、磁気ディスク装置の処理を実行する。

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【正解】イ
使用率は、「装置が実際に処理していた時間÷二つのジョブが終了するまでの経過時間」で求めます。時刻0~3秒にCPUがジョブAを処理し、Aは続いて時刻3~10秒に磁気ディスク装置を使用します。CPUは時刻3秒から並行してジョブBを処理できるので、BのCPU処理は時刻3~15秒です。Bが磁気ディスク装置を要求する時刻15秒にはAの処理が終わっているため、Bの磁気ディスク処理は時刻15~25秒となります。したがって、全体の経過時間は25秒です。
CPUの稼働時間は、3+12=15秒なので、使用率は15÷25=0.60です。磁気ディスク装置の稼働時間は、7+10=17秒なので、使用率は17÷25=0.68です。よって、組合せはイです。
アは誤りです。0.47と0.53は、全処理時間を3+7+12+10=32秒として計算した値に相当し、CPUと磁気ディスク装置が並行して動作できることを考慮していません。
ウは誤りです。使用率の分子となる15秒と17秒は正しくても、全体の経過時間は19秒ではなく25秒なので、0.79と0.89にはなりません。
エは誤りです。磁気ディスク装置は時刻0~3秒及び10~15秒に待ち時間があるため、使用率は1.00ではありません。全体を17秒として計算することもできません。
【ポイント】 装置使用率の分母は、各処理時間の単純合計ではなく、最初の処理開始から最後の処理終了までの経過時間です。CPU処理と入出力処理の重なりを時系列に並べ、各装置の稼働区間と待機区間を明確にしてから計算しましょう。
出典:令和5年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問14
※ 解説は SkillStack 編集部が作成したものです。Web 表示のため、図表の配置や表記を一部改めています。
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