マネジメント系1 / 25問
システム監査技術者試験 令和2年度 秋期 午前II 問1
システム監査で用いる統計的サンプリングに関する記述のうち、適切なものはどれか。
選択肢を押すと答え合わせができます。
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【正解】イ
統計的サンプリングでは、母集団から無作為に標本を抽出し、その検証結果を確率論に基づいて母集団全体へ推定します。監査人は、許容できる逸脱率、予想される逸脱率、結論に求める信頼度などを設定することによって、コントロールが有効であると判断するために必要なサンプル件数を事前に算定できます。したがって、イが適切です。
アの記述は誤りです。規模や影響度の大きい案件だけを意図的に選ぶ方法は、統計的サンプリングではなく、監査人の判断による非統計的な抽出です。抽出結果に偏りがあるため、開発案件全体の評価を統計的に導くことはできません。
ウの記述は誤りです。サンプリングでは、抽出した標本が母集団の性質を正しく表さないサンプリングリスクが残ります。正しい手順を用いても、全件検証と常に同じ結果になるとは限りません。
エの記述は誤りです。エラー対応済みのデータだけを選ぶと、抽出対象が特定の性質をもつデータに偏ります。母集団全体のコントロールを確認するには、各データが適切な確率で選ばれるように抽出する必要があります。
【ポイント】 統計的サンプリングでは、標本数と抽出方法を客観的に設計し、サンプリングリスクを数量的に評価できます。母集団を代表しない恣意的な抽出では、結果を母集団全体へ一般化できない点を押さえてください。
出典:令和2年度 秋期 システム監査技術者試験 午前II 問1
※ 解説は SkillStack 編集部が作成したものです。Web 表示のため、図表の配置や表記を一部改めています。
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