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マネジメント系10 / 25問

システム監査技術者試験 令和4年度 秋期 午前II 問10

金融庁"財務報告に係る内部統制の評価及び監査に関する実施基準(令和元年)"に基づき、今年度改修した"自動化されたITに係る業務処理統制(ITAC)"の整備状況が有効であるとき、人手による内部統制よりも、サンプル数を減らし、サンプリングの対象期間を短くするなどITACの運用状況の評価作業を減らすことができる条件として、最も適切なものはどれか。

選択肢を押すと答え合わせができます。

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【正解】イ

ITACは、入力値の検証、計算、照合などをプログラムが自動的に行う業務処理統制です。プログラムが変更されず、アクセス管理やシステム運用も適切であれば、同じ条件には原則として同じ処理を繰り返します。この前提を支えるのが、変更管理、アクセス管理、開発管理、運用管理などのITに係る全般統制です。今年度改修したITACの整備状況が有効であり、さらに全般統制も有効ならば、処理が継続して正しく行われることへの信頼性が高まります。そのため、人手による統制よりサンプル数や対象期間を減らせるので、イが正解です。

アの前年度のITACの評価が有効であることは誤りです。今年度に改修されているため、前年度と同じプログラムが継続しているとは限らず、前年度の結果だけでは今年度の運用を保証できません。

ウの人手による業務処理統制の運用状況が有効であることは誤りです。これは人が統制手続を実際に守っているかという評価であり、改修後のITACが一貫して作動することの根拠にはなりません。

エの人手による業務処理統制の整備状況が有効であることも誤りです。これは手作業の統制が適切に設計されていることを示すもので、ITACを支える全般統制とは別の評価対象です。

【ポイント】 ITACの信頼性は、個々の自動処理だけでなく、その基盤となるIT全般統制と一体で評価します。 「整備状況」は仕組みの設計を、「運用状況」はその仕組みが実際に継続して機能したかを表します。

出典:令和4年度 秋期 システム監査技術者試験 午前II 問10
※ 解説は SkillStack 編集部が作成したものです。Web 表示のため、図表の配置や表記を一部改めています。

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