テクノロジ系17 / 25問
エンベデッドシステムスペシャリスト試験 令和2年度 秋期 午前II 問17
楕円曲線暗号に関する記述のうち、適切なものはどれか。
選択肢を押すと答え合わせができます。
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【正解】ウ
楕円曲線暗号は、楕円曲線上の点に対する演算と、その逆算が難しいという性質を利用する公開鍵暗号方式です。具体的には、楕円曲線上の離散対数問題の困難性を安全性の根拠としています。比較的短い鍵長でも高い安全性を得やすいため、処理能力やメモリに制約がある組込み機器にも適しています。TLSでは、ECDHEによる鍵共有やECDSAによるディジタル署名などに楕円曲線暗号が利用されます。したがって、ウが正解です。
アのAESに代わる共通鍵暗号方式という説明は誤りです。AESは、暗号化と復号に同じ鍵を用いる共通鍵暗号方式です。楕円曲線暗号は公開鍵暗号方式であり、AESを直接置き換えるものではありません。
イの共通鍵暗号方式という説明は誤りです。楕円曲線暗号は公開鍵と秘密鍵を用いる公開鍵暗号方式です。ECDSAなどによってディジタル署名に利用される点は正しいものの、方式の分類が誤っています。
エの素因数分解問題を利用するという説明は誤りです。素因数分解の困難性を安全性の根拠とする代表的な方式はRSAです。楕円曲線暗号が利用するのは、楕円曲線上の離散対数問題です。
【ポイント】 ECCは楕円曲線暗号の総称で、ECDHEは鍵共有、ECDSAは署名に利用されます。 「RSAは素因数分解、ECCは楕円曲線上の離散対数」と対応付けて覚えましょう。
出典:令和2年度 秋期 エンベデッドシステムスペシャリスト試験 午前II 問17
※ 解説は SkillStack 編集部が作成したものです。Web 表示のため、図表の配置や表記を一部改めています。
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