エンベデッドシステムスペシャリスト試験 令和2年度 秋期 午前II 問5
キャッシュメモリのアクセス時間が主記憶のアクセス時間の1/30で、ヒット率が95%のとき、実効メモリアクセス時間は、主記憶のアクセス時間の約何倍になるか。
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【正解】イ
主記憶のアクセス時間をMとすると、キャッシュのアクセス時間はM/30です。ヒット率は0.95なので、ミス率は1-0.95=0.05です。キャッシュは毎回調べ、ミスした場合はさらに主記憶へアクセスすると考えると、実効メモリアクセス時間Tは、T=0.95×(M/30)+0.05×(M/30+M)となります。整理すると、T=M/30+0.05M=約0.0333M+0.05M=約0.0833Mです。したがって、主記憶のアクセス時間の約0.08倍となり、イが正解です。
アの0.03は誤りです。これは1/30≒0.033としてキャッシュ単体のアクセス時間だけを求めた値であり、5%のキャッシュミスによる主記憶アクセス時間が含まれていません。
ウの0.37は誤りです。ヒット時の時間とミス時の時間を、それぞれの発生確率で重み付けして加えると約0.0833であり、0.37にはなりません。
エの0.95は誤りです。これはヒット率そのものです。ヒット率はアクセス時間の倍率ではなく、要求したデータがキャッシュに存在する確率を表します。
【ポイント】 ミス率は「1-ヒット率」で求めます。 実効アクセス時間は、各場合のアクセス時間を発生確率で重み付けして計算します。 ミス時にキャッシュ確認時間も掛かることを式に含めるのがポイントです。
出典:令和2年度 秋期 エンベデッドシステムスペシャリスト試験 午前II 問5
※ 解説は SkillStack 編集部が作成したものです。Web 表示のため、図表の配置や表記を一部改めています。
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