エンベデッドシステムスペシャリスト試験 令和2年度 秋期 午前II 問7
リアルタイムOSにおけるコンテキストの使用方法に関する記述のうち、適切なものはどれか。
選択肢を押すと答え合わせができます。
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【正解】エ
コンテキストとは、処理を中断した後に同じ場所から再開するために保存しておく、プログラムカウンタ、CPUのレジスタ、スタックなどの実行状態です。割込みが発生すると、実行中のタスクのコンテキストを保存し、割込み処理用のコンテキストへ切り替えます。エのように割込み処理ごとのコンテキストで実行すれば、それぞれの割込み処理に必要な実行状態を独立して管理でき、処理終了後には中断されたタスクへ正しく復帰できます。
アのアプリケーションタスクを共有コンテキストで実行させるという記述は誤りです。各タスクは実行位置やレジスタ値、スタックの内容が異なるので、原則としてタスクごとに独立したコンテキストをもちます。共有すると、タスク切替え後に正しい状態から再開できません。
イのアプリケーションタスクをカーネルのコンテキストで実行させるという記述は誤りです。アプリケーションタスクは各自のタスクコンテキストで動作し、カーネルのコンテキストはOS内部の制御に用いられます。
ウのカーネルをアプリケーションタスクのコンテキストで実行させるという記述も誤りです。タスクコンテキストは個々のタスクの状態を表すものであり、カーネル全体の実行状態を表すものではありません。
【ポイント】 コンテキスト切替えは、実行中の処理の状態を保存し、次に動かす処理の状態を復元する操作です。 リアルタイムOSではタスクや割込み処理の状態を分離し、優先度に応じて素早く切り替えます。
出典:令和2年度 秋期 エンベデッドシステムスペシャリスト試験 午前II 問7
※ 解説は SkillStack 編集部が作成したものです。Web 表示のため、図表の配置や表記を一部改めています。
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