プロジェクトマネージャ試験 令和4年度 秋期 午前II 問7
EVMを使用してマネジメントをしているプロジェクトで、進捗に関する指標値は次のとおりであった。このプロジェクトに対する適切な評価と対策はどれか。 〔進捗に関する指標値〕 CPI(コスト効率指数):0.9 SPI(スケジュール効率指数):1.1 BAC(完成時総予算)に基づくTCPI(残作業効率指数):1.2
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【正解】イ
各指標は、1を基準にして評価します。CPI=EV÷AC=0.9なので、獲得価値EVに対して実コストACが大きい状態です。式を変形すると、AC=EV÷0.9≒1.11EVとなり、得られた成果に対して約11%多く費用を使っていることが分かります。SPI=EV÷PV=1.1なので、EV=1.1PVとなり、スケジュールは計画より進んでいます。一方、BACを達成目標とするTCPIが1.2であることは、残作業を1.2という高いコスト効率で実施しなければBAC内に収まらないことを示します。したがって、残作業の効率向上策又はコンティンジェンシー予備費の使用を検討するイが適切です。
アは誤りです。CPIとSPIの評価は正しいものの、TCPIが1を超えているため、残作業のコスト効率を計画より上げる必要があります。
ウは誤りです。CPIが0.9なのでコストに余裕はなく、SPIが1.1なのでスケジュールも遅れていません。ファストトラッキングは、本来順番に行う作業を並行して実施するスケジュール短縮手法です。
エも誤りです。CPIとSPIの解釈が逆です。クラッシングは、追加要員などを投入して費用と引換えに期間を短縮する手法ですが、この状況ではコスト改善を優先します。
【ポイント】 CPIは1未満なら予算超過傾向、SPIは1未満なら進捗遅延です。TCPIは、目標予算を達成するために残作業へ要求されるコスト効率であり、1を超えるほど達成条件が厳しくなります。
出典:令和4年度 秋期 プロジェクトマネージャ試験 午前II 問7
※ 解説は SkillStack 編集部が作成したものです。Web 表示のため、図表の配置や表記を一部改めています。
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