ITストラテジスト試験 令和4年度 春期 午前II 問3
ある企業では、顧客データについて、顧客を性別、年齢層、職業、年収など複数の属性を組み合わせてセグメント化し、蓄積された大量の購買履歴データに照らして商品の購入可能性が最も高いセグメントを予測している。このときに活用される分析手法はどれか。
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【正解】エ
決定木分析は、複数の説明変数を条件としてデータを枝分かれさせ、最終的な分類や数値を予測する手法です。例えば、「年齢層が30代か」、「年収が一定額以上か」、「職業が会社員か」というように条件を順番に適用し、購買する可能性が高い顧客群を特定します。分析結果が木の幹から枝へ分岐するような構造で表され、どの属性が予測に影響したかを理解しやすい点も特徴です。複数の顧客属性と過去の購買履歴から購入可能性を予測するので、エが正解です。
アのABC分析は誤りです。これは、売上高や在庫金額などの大きさに応じて対象をA、B、Cの三つの重要度に分類し、重点的に管理する手法です。商品の在庫管理や顧客別売上管理などに用いられますが、複数属性を条件として購入可能性を予測する手法ではありません。
イのSWOT分析は誤りです。これは、企業や事業を内部環境の強みと弱み、外部環境の機会と脅威に整理し、経営戦略を検討する手法です。
ウの競合分析は誤りです。これは、競争相手の商品、価格、販売経路、市場占有率、強みや弱みなどを調査し、自社の戦略立案に役立てる分析です。顧客データから個人やセグメントの購買確率を予測するものではありません。
【ポイント】 決定木分析は、分類と予測の両方に利用でき、結果を条件分岐として説明しやすい手法です。 枝分かれを細かくし過ぎると、学習データにだけ適合する過学習が生じやすい点にも注意します。
出典:令和4年度 春期 ITストラテジスト試験 午前II 問3
※ 解説は SkillStack 編集部が作成したものです。Web 表示のため、図表の配置や表記を一部改めています。
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