ストラテジ系15 / 25問
システム監査技術者試験 令和2年度 秋期 午前II 問15
技術者倫理における集団思考の問題点として、アーヴィング・ジャニスが指摘した八つの兆候のうち、"心の警備"の説明として、適切なものはどれか。
選択肢を押すと答え合わせができます。
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【正解】ア
集団思考における「心の警備」とは、集団の判断に不都合な情報や反対意見が内部に入らないようにし、集団の方針や指導者を守ろうとする行動です。英語ではマインドガードと呼ばれます。新しく加わったメンバなどが異議を唱えたときに、その発言を阻止したり、問題となる情報を軽視したりする行動は、この兆候に該当します。したがって、アが適切です。
イの集団は失敗しない、又は失敗しても存続できるという考えは誤りです。これは、集団の能力や安全性を過信する「不敗の幻想」の説明です。
ウの沈黙を全員の賛成とみなす考えは誤りです。これは、異論が表明されないことを合意と取り違える「全員一致の幻想」の説明です。
エの反対する少数メンバに圧力を加える行動は誤りです。これは、異論を撤回させて同調させようとする「異議を唱える者への直接的圧力」の説明です。心の警備が不都合な情報や意見を集団から遮断する働きであるのに対し、直接的圧力は反対者本人を攻撃して同調させる点が異なります。
【ポイント】 集団思考は、結束の強い集団が合意を優先し、代替案やリスクを十分に検討できなくなる現象です。 対策として、反対意見を述べる役割を設ける、外部専門家の評価を受ける、責任者が先に結論を示さない、といった方法が有効です。
出典:令和2年度 秋期 システム監査技術者試験 午前II 問15
※ 解説は SkillStack 編集部が作成したものです。Web 表示のため、図表の配置や表記を一部改めています。
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