テクノロジ系2 / 25問
エンベデッドシステムスペシャリスト試験 令和7年度 秋期 午前II 問2
パイプラインの性能を向上させるための技法の一つで、分岐条件の結果が決定する前に、分岐先を予測して命令を実行するものはどれか。
選択肢を押すと答え合わせができます。
正解と解説を見る
【正解】ウ
投機実行とは、分岐命令の条件が確定する前に、プロセッサが分岐するかどうかや分岐先を予測し、その予測に基づいて後続命令を先に実行する技法です。予測が当たれば、分岐結果を待つことによるパイプラインの停止を避けられ、処理性能が向上します。予測が外れた場合は、先に行った処理結果を破棄し、正しい命令列を改めて実行します。したがって、分岐先を予測して実行する技法はウです。
アのアウトオブオーダー実行は誤りです。これは、命令同士の依存関係を調べ、プログラムに記述された順序ではなく、実行可能になった命令から先に処理する技法です。
イの遅延分岐は誤りです。これは、分岐命令の直後にある命令を分岐結果にかかわらず実行するよう、コンパイラなどが遅延スロットへ有効な命令を配置する技法です。
エのレジスタリネーミングは誤りです。これは、同じ名前のレジスタを使うことで生じる見掛け上の依存関係を、別の物理レジスタへ割り当てることで解消する技法です。
【ポイント】 投機実行は分岐予測と組み合わせて用いられ、パイプラインの待ち時間を減らします。 予測成功時は高速化できますが、予測失敗時には実行結果の破棄とパイプラインの再充塡が必要です。 アウトオブオーダー実行との違いは、予測に基づく未確定な命令を実行する点です。
出典:令和7年度 秋期 エンベデッドシステムスペシャリスト試験 午前II 問2
※ 解説は SkillStack 編集部が作成したものです。Web 表示のため、図表の配置や表記を一部改めています。
この回の25問を、アプリで通しで解く
- 本番と同じ問題数・制限時間で通し演習(模試モード)
- 間違えた問題は自動で「復習すべき問題」に回る
- 解説で分からない点はAIに質問できる