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ITパスポートの勉強法|休止前12週の合格ロードマップ【2026】

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ITパスポートの勉強法|休止前12週の合格ロードマップ【2026】

ITパスポートの勉強法を「年明けから始めればいい」という前提で組んでいるなら、いま組み直す必要があります。CBT方式のITパスポート試験は2026年12月28日以降の休止が予定され、IPAが示す最終開催日は12月27日。今日10月5日から数えると、残りは12週です。結論から言うと、この12週から逆算して計画を組めば、未経験からでも年内合格を狙えます。

ただし、12週をテキストの通読だけに使うと、出題数が最も多いテクノロジ系への着手が遅れるおそれがあります。必要なのは、どの週に何をやり、いつ申し込み、どこを予備にするかを先に決めることです。

読み終えるころには、自分が「年内に受け切る」のか「再開・新制度を待つ」のかを判断でき、週ごとの学習内容、分野別300点の足切りで落ちないための配分、IPAが無料で公開している公開問題の回し方まで、今日から手を動かせる形でそろいます。

まず確認したい試験の事実と、2026年10月5日時点の休止状況

勉強法を組む前提は、試験の形式と「いつまで受けられるか」の2つです。どちらもIPAの公式情報で確認できる範囲だけを並べます。

項目 公式で確認できる内容
試験方式 CBT方式(会場のパソコンで解答)
試験時間・出題数 120分・100問(四肢択一)
分野別の出題数 ストラテジ系35問程度、マネジメント系20問程度、テクノロジ系45問程度
合格基準 総合評価点600点以上(1,000点満点)、かつ3分野それぞれ300点以上(各1,000点満点)
受験手数料 7,500円(消費税込み)
現行シラバス Ver.6.5(2026年1月8日掲載)
休止 2026年12月28日以降の試験実施を休止予定。会場によっては12月27日より前に終了

再開時期は、10月5日時点でまだ公表されていない

IPAは「2027年1月以降の試験実施については、2026年秋頃にウェブページでお知らせいたします」としていました。SkillStack編集部が10月5日にIPAの試験ページ、新着情報、ITパスポート試験の専用サイトを確認した時点では、再開時期を示す案内は見当たりませんでした。休止の経緯と申込ルールの全体像はITパスポート・基本情報のCBT休止と最終開催日で詳しく整理しています。

一方、新しい試験制度についてはIPAが「2027年度春頃」の開始予定を公表しています。現行制度は「2026年度の試験実施をもって終了する予定」です。2027年1〜3月に現行制度の試験があるのか、新制度へどう接続するのかは、10月5日時点で公表されていません。年明け以降に受ける人は、どちらの試験を受けるかがまだ確定していません。ここが、勉強法を2つのルートに分ける理由です。

年内に受けるなら、知っておきたい申込ルール

2026年9月28日以降にITパスポートを申し込む場合、選べる試験日は「申込日から2026年12月27日まで」です。IPAは、空席がないことも含めて最後の試験開催日までに受験できなかった場合、受験手数料を返還しないと明記しています。通える会場の最終日が12月27日とは限らないので、学習を始める前に申込サイトで会場と日付を確かめてください。

多くの人がつまずくのは、ここから先です。試験日が決まっても、12週のどこで何をやるかが決まっていません。分野ごとの進み具合も見えないまま、気づけば12月に入っている——このパターンを防ぐのが、次の週別スケジュールです。

12月27日から逆算する12週間のスケジュール

12週の使い方は「最初の1週で申込と診断、最後の1週は予備」。間の10週を分野ごとに割り振ります。受験日は第11週(12月14日〜20日)に置き、最終週を予備として空けておくのが編集部の推奨です。ただし試験日の変更は受験日の3日前までで、受験日の2日前以降に起きた体調不良には使えません。通う会場が12月27日より前に終了する場合は、その最終日から同じように逆算してください。

2026年10月5日から12月27日までの12週間をフェーズ別に色分けしたITパスポート学習タイムライン
週 期間 やること
第1週 10/5〜10/11 会場と受験日を決めて申し込む。公開問題1回分を時間を計らずに解き、分野別の正答率を記録する
第2〜3週 10/12〜10/25 ストラテジ系。企業活動・法務・経営戦略・システム戦略を、テキスト1章→その範囲の問題の順で回す
第4週 10/26〜11/1 マネジメント系。プロジェクトマネジメント、サービスマネジメント、システム監査
第5〜7週 11/2〜11/22 テクノロジ系。基礎理論・アルゴリズム、コンピュータシステム、ネットワーク、セキュリティ
第8〜10週 11/23〜12/13 第8〜9週は公開問題を120分で通し演習。第10週は間違えた問題を分野別に仕分けて解き直す
第11週 12/14〜12/20 受験。前日は新しい問題に手を出さず、間違いノートだけを見直す
第12週 12/21〜12/27 予備週。3日前までに分かった予定の変更を、空席があれば受け止める枠

ストラテジ系から始め、テクノロジ系に3週を充てる理由

ストラテジ系は会社員なら仕事で聞いたことのある言葉が多く、最初の2週で「解ける」感覚をつかみやすい分野です。逆にテクノロジ系は出題数が45問程度と最も多く、2進数や稼働率などの計算問題も含まれます。勢いがついた中盤に、いちばん長い3週を置きました。

学習時間は公式に示された数字がないため、この記事では未経験者のモデルケースを合計80時間と置きます(編集部の目安)。80時間を12週で割ると週7時間弱。平日に毎日45分、土日に1時間半ずつ取れば週6時間45分で、ほぼ届きます。IT業務の経験がある人は短めに、第1週の診断で正答率が低かった人は長めに見積もり直してください。

第1週の「診断」を飛ばさない

最初にテキストを開かず、公開問題を1回分解くのには理由があります。どの分野が何割取れるかが分かれば、第2〜7週の配分を自分用に組み替えられるからです。編集部の組み替え例を挙げると、テクノロジ系が3割台なら、最も正答率が高い分野から1週を移してテクノロジ系を4週にします。ストラテジ系が7割を超えていれば、第2〜3週を1週に縮めて浮いた1週を最も低い分野に回します。12週しかないからこそ、最初の数時間で配分の当たりをつけます。

分野別300点の足切りで落ちないための配分

ITパスポートで怖いのは、総合点ではなく分野別評価の足切りです。総合評価点が600点を超えていても、3分野のうち1つでも300点を下回れば不合格になります。

採点されるのは92問。分野別評価はストラテジ系32問・マネジメント系18問・テクノロジ系42問

IPAによると、採点はIRT(項目応答理論)に基づいて行われます。総合評価に使うのは100問のうち92問で、分野別評価の対象はストラテジ系32問、マネジメント系18問、テクノロジ系42問。残りの8問は、今後出題する問題を評価するためのものです。

IRTでは問題ごとに難しさが考慮されるため、「何問正解すれば何点」という換算式は公開されていません。だからこそ、学習中の目標は点数ではなく正答率で設定するのが現実的です。編集部としては、公開問題の通し演習で3分野すべて6割以上、総合7割を目安にしています。

足切りを避けるために後回しにしない2項目

  • マネジメント系:出題数が20問程度と少ないため軽視されがちです。しかし300点の基準は3分野それぞれにかかり、他の分野の高得点では埋め合わせられません。出題数の少なさを理由に後回しにしないよう、第4週を丸ごと充てています。
  • テクノロジ系の計算問題:2進数の変換、稼働率、表計算ソフトの関数などは、解き方の手順を一度覚えれば似た形の問題に使い回せます。まとめて捨てると、テクノロジ系の正答率が用語問題だけに依存してしまいます。

アルゴリズム(擬似言語)については、2027年度からの新シラバス案ではITパスポートの範囲外とされています。ただし現行のシラバスVer.6.5には含まれているので、年内に受ける人は範囲内として扱ってください。

IPAの公開問題を4段階で使い切る過去問演習

年内ルートの演習の柱は、IPAがITパスポート試験の専用サイトで無料公開している公開問題です。令和3年度以降の分は実際に出題した100問を公開したもので、令和8年度分まで掲載されています。平成24年度春期分以降の公開問題は、CBTの疑似体験用ソフトウェアにも登録されています。

診断・分野別・通し・誤答復習で使う年度を分ける

段階 時期 使う問題(編集部の例) 解き方と目的
診断 第1週 令和5年度分(分野別・通し演習に使わない回) 時間を計らずに解き、3分野の正答率を記録する
分野別演習 第2〜7週 令和3・4年度分から、学習中の分野の問題だけ テキストの章を読んだ直後に解き、知識を問題の形で確認する
通し演習 第8〜9週 令和6〜8年度分を1回ずつ 120分で通しで解き、時間配分と分野別の正答率を測る
誤答復習 第10週 ここまでに間違えた問題と、第1週の診断回 間違えた問題だけを解き直し、診断回で伸びを確かめる

通し演習は、CBTの疑似体験用ソフトウェアで本番と同じ画面に慣れておくと、当日の操作で慌てずに済みます。試験は120分で100問なので、1問あたり1分強。見直しの時間を残すなら、最初の通し演習で何分かかったかを記録しておくと配分の調整がしやすくなります。

間違えた問題は「理由」で仕分ける

解き直しの効率は、間違えた理由の仕分けで決まります。「用語を知らなかった」「知っていたが似た用語と混同した」「計算の手順を忘れた」の3つに分けるだけで、次にやるべきことが変わります。用語を知らなかった問題はテキストに戻り、混同した問題は2つの用語を並べ、違いを1行で書き出します。計算は同じ型の問題を3問続けて解きます。思い出す練習の組み立て方は反復学習で記憶を定着させるコツも参考になります。

年明け以降に受けるなら——再開と新制度を待つルート

12週では間に合わない、あるいは年内に会場の空きが取れない人は、「待つ間に何を学ぶか」を決めておくルートになります。ポイントは、現行シラバスと新シラバス案Ver.0.1の両方に載っている項目から固めることです。案は変更される可能性があるので、確定版が出たら必ず見直してください。

年内受験ルートと再開待ちルートで学習内容を比較した左右2列の図
項目 年内に受けるルート 再開・新制度を待つルート
基準にする範囲 現行シラバスVer.6.5 新シラバス案Ver.0.1(検討案。確定版で再確認)
演習の中心 公開問題を通しで解く 公開問題のうち、現行シラバスとシラバス案の両方に記載されている項目・用語
優先する分野 3分野を足切りなくそろえる セキュリティ、データ・AI、法規
今週やること 会場と日付を押さえる IPAの案内を確認し、共通分野の学習を始める

新制度の試験の外形と、まだ分からないこと

IPAが2026年3月31日に公表した検討状況では、新制度のITパスポートも試験時間120分・出題数100問です。一方で、合格基準と受験料は確認できる公表資料に記載がありません。8月31日にはITパスポートのシラバス案Ver.0.1とサンプル問題が公表され、案では分野が「ビジネス」「テクノロジ」「セキュリティ・倫理」に再編されています。変更点の詳細はITパスポート新シラバス案の出題範囲と変更点にまとめました。

待つ間は「共通分野」と「判断の練習」に時間を使う

新制度には、まだ過去問がありません。だからといって何もしないと、再開が決まってから慌てることになります。シラバス案では、AIを名称に冠した中分類が「AI利活用」「AI技術」「情報倫理・AI倫理」の3つ置かれ、データマネジメントやビジネス関連法規も中分類として並びます。セキュリティや法規は現行の公開問題にも出題例があるので、待つ間の演習に使えます。

サンプル問題には、場面を示して判断を問う設問も含まれています。用語を覚えたら「この場面ならどれを選ぶか」を自分の言葉で説明してみてください。現行の公開問題でも、この練習はできます。

よくある質問

未経験でも12週間でITパスポートに間に合いますか

編集部のモデルケースでは、未経験者で合計80時間を置いています。12週なら週7時間弱で、平日に毎日45分、土日に1時間半ずつ取ればほぼ届きます。第1週の診断で正答率が低かった分野に、時間を寄せて調整してください。

試験の結果はいつ分かりますか

試験終了後に受験者の端末に結果が表示されますが、その時点で合格が確定するわけではありません。IPAは合格者の発表を月ごとに行い、発表日は決まり次第ホームページに掲載するとしています。試験結果レポートは受験日から1年間ダウンロードできます。

公開問題は無料で使えますか

使えます。IPAは公開問題について、使用の許諾や使用料は不要としています。ただし著作権は放棄されていないため、学習以外で使う場合は出典の明記などの留意点を確認してください。

申込後に試験日を変えることはできますか

受験日の3日前までなら変更できます。2日前から当日は変更できず、申込日の2日後までに実施する試験に申し込んだ場合も変更できません。年内に受ける人は、変更後の日程も12月27日までに収まる点に注意してください。

まとめ

12週と聞くと短く感じるかもしれません。それでも、最初の1週で申込と診断を済ませ、最後の1週を予備に残せば(予備週は変更期限内で空席がある場合に使える枠です)、分野ごとに使える時間ははっきり見えてきます。今週やることは、通える会場の最終日を確かめることと、公開問題を1回分解いて3分野の正答率を書き出すことの2つです。ITパスポートの問題はSkillStackで全問無料で解けるので、診断で弱かった分野から、通勤中の1問で演習を始められます。年内に受け切るにしても、再開を待つにしても、今日積んだ1問はどちらのルートにも残ります。

参考サイト

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