SkillStack
勉強法

応用情報技術者の勉強法|前期・後期で逆算する合格ロードマップ【2026】

14分で読めます
応用情報技術者の勉強法|前期・後期で逆算する合格ロードマップ【2026】

「今日から応用情報の勉強を始めて、前期に間に合うのか」——応用情報技術者の勉強法を調べ始めた人がまずぶつかるのが、この見積もりです。2026年度からCBT方式になり、前期の申込は10月6日に始まります。前期の科目Aは10月28日から、記述式の科目Bは11月24日から。今日から数えると、科目Bの初日まで50日です。

結論から言うと、ゼロから始めるなら本命は後期(科目Aが2027年2月6日から)です。ただし科目Aの過去問ですでに60点以上を安定して取れる人は、前期を本命にして後期を予備に回せます。しかも予定どおりなら、現行の応用情報技術者試験は2026年度で終わります。チャンスは前期と後期の2回だけです。

この記事を読み終えるころには、自分が前期・後期のどちらを狙うかを決め、科目Aと科目Bへの時間の振り分けを組めます。さらに、IPAの採点講評2回分(令和7年度春期・秋期)を分野別に読み解いた「科目Bの選択問題の決め方」を、今日からの過去問演習でそのまま使えます。

応用情報の勉強法は「試験の形」から逆算する——2026年度の変更点

勉強の順番を決める前に、試験の形を正確に押さえます。2026年度からCBT方式に変わりましたが、IPAは出題範囲・出題形式・出題数・試験時間はいずれも変わらないと明言しています。変わったのは、科目Aと科目Bを別の日に受けること、会場の予約枠から日時を選ぶこと、そして試験問題が非公開になったことです。

科目A・科目Bの形式と合格基準

科目(旧称)試験時間出題形式出題数/解答数基準点
科目A(午前)150分多肢選択式(四肢択一)80問/80問100点満点中60点
科目B(午後)150分記述式11問/5問(問1の情報セキュリティは必須、残り10問から4問を選択)100点満点中60点

合格には、科目Aと科目Bの両方で60点以上が必要です。多段階選抜のため、科目Aが基準点に届かなければ科目Bは採点されません。受験手数料は7,500円(10%消費税込み)です。

2026年度の日程——応用情報は高度試験と日程が違う

見落としやすいのが、応用情報の日程が高度試験・情報処理安全確保支援士試験とずれている点です。高度試験の前期申込は10月24日で締め切られますが、応用情報は11月7日まで受け付けます。ネットで見かけた日程が、どの区分のものかを必ず確かめてください。

回申込受付科目A科目B合格発表(予定)
前期2026/10/6 10時〜11/7 17時10/28〜11/1011/24〜12/62027年2月頃
後期2027/1/27〜2/162/6〜2/193/3〜3/152027年6月頃

申込では科目Aと科目Bの日時を同時に予約します。前期は申込後のキャンセル・返金ができず、日時や会場の変更は各試験日の3日前まで(空席がある場合のみ)です。区分ごとの詳しい日程と制度の変更点は、応用情報・高度試験のCBT化と科目A・B別日受験で整理しています。

後期が現行の応用情報の最終回になる予定

IPAは2026年3月31日、現行の試験制度を2026年度の実施で終える予定だと公表しました。2027年度からは、応用情報技術者試験と高度試験を、プロフェッショナルデジタルスキル試験(仮称)の「マネジメント」「データ・AI」「システム」の3区分へ再編する案です。開始は2027年度の夏頃から秋頃とされています。

新試験の出題範囲案はプロフェッショナルデジタルスキル試験(仮称)のシラバス案で読み解いています。いま応用情報で合格を取りにいくなら、前期・後期の2回で決め切る計画が必要です。

もう一つの変化が、2026年度の試験問題は公開されないことです。過去問として使えるのは、IPAが公開している令和7年度秋期までの問題になります。過去問演習は令和7年度秋期までの公開問題が中心になり、日程や当日の操作は2026年度の公式案内で補います。悩ましいのは続け方です。科目Aは解いた数が増えるほど進んだ実感がありますが、科目Bは解答例と見比べても何点取れたか分からず、後回しになりがちです。

今日10月5日から始めるなら前期か後期か——3タイプの判定表

判断の軸は「科目Aの過去問で、いま何点取れるか」です。前期の科目Aまでは今日から23〜36日、後期の科目Aまでは124〜137日あります。この差を、自分の現在地に当てはめます。次の判定表の線引きは、公式の基準ではなくSkillStack編集部の目安です。

2026年10月5日を起点に応用情報技術者試験の前期・後期の申込期間と科目A・科目Bの試験期間を並べたタイムライン
あなたの現在地狙う回今日から最初の2週間でやること
科目A(午前)の過去問を直近2回分解き、どちらも60点以上前期が本命、後期は予備科目Bの過去問を必須の問1と選択候補から1問ずつ解き、4分野を確定させる
基本情報に合格済み・実務経験あり。応用情報の過去問は未着手後期が本命(前期は条件付き)科目Aの過去問1回分を時間を測って解き、60点との差を出す
IT未経験、または基本情報の範囲に不安がある後期が本命科目Aのテクノロジ系から過去問を分野別に解き、用語の穴を洗い出す

前期を本命にしてよい人の条件

前期の科目Bは11月24日から12月6日です。科目Aの得点が足りていても、記述の準備に使えるのは7〜9週間ほど。前期を本命にしてよいのは、次の2つがそろっている人です。

  • 科目Aの過去問を直近2回分(各80問)、150分で解き、どちらも60点以上だった
  • 科目Bの過去問を数問解いた経験があり、解答例のキーワードを含められなかった設問が半分未満だった

前期を本命にする利点は、落ちても後期という2回目があることです。科目Aの得点は試験終了直後に端末とマイページで分かるため、科目Aで基準点に届かなければ、その時点で後期に切り替えられます。

2つ目のタイプは「前期で科目Aを試す」選択肢もある

基本情報に合格済みの人は、前期を科目Aの力試しに使う手もあります。ただし予約は科目Aと科目Bをセットで取り、キャンセル・返金はできません。受験手数料7,500円を払って本番の150分を体験する価値があるかで判断してください。

迷ったら、10月中旬に科目Aの過去問を1回分解いてください。50点台なら前期の申込締切(11月7日)までに伸ばせる見込みがあります。40点以下なら、後期1本に集中するほうが準備期間を確保できます。

科目Aと科目Bの学習配分——ペース別の逆算表

どのタイプでも、学習時間の半分以上は科目Bに回します。科目Bは5問で100点満点、1問あたり20点です。2問を大きく崩すと、残る3問で60点を取り切る必要があります。一方の科目Aは80問で1問1.25点。1問の失敗が合否に響きにくい分、過去問の反復で点が伸びやすい科目です。

確保できる学習時間を先に計算する

必要な時間は人によって違います。先に「試験日までに何時間取れるか」を出し、科目ごとに割り振ってください。次の表は、週あたりの学習時間から各試験日までの合計を逆算したものです(週数は10月5日起点の概算)。

1週間の学習時間前期の科目B初日まで(約7週)後期の科目A初日まで(約18週)後期の科目B初日まで(約21週)
週5時間(休日のみ各2.5時間)約35時間約90時間約105時間
週10時間(平日1時間+休日各2.5時間)約70時間約180時間約210時間
週15時間(平日1.5時間+休日各3.75時間)約105時間約270時間約315時間

割り振りの目安は、基本情報合格者なら科目A 4割・科目B 6割、未経験者なら科目A 5割・科目B 5割です(SkillStack編集部の目安)。未経験者は科目Aの知識が科目Bの土台になるため、前半を科目Aに厚く取ります。

科目Aは「テクノロジ系」から固める

科目Aはストラテジ系・マネジメント系・テクノロジ系の3分野から80問。150分で80問なので、1問あたりは約1分52秒です。最初に固めるのはテクノロジ系です。ネットワーク・データベース・セキュリティの知識は、科目Bの問1や選択問題でそのまま問われます。

過去問は、正解できたかよりも「なぜ他の3択が違うか」を言えるかで確かめます。SkillStackには応用情報の科目A・科目Bの過去問が複数年度分あり、IPA試験は最新年度の1回分を無料で解けます。通勤中に科目Aを数問ずつ進め、机に向かえる時間を科目Bに回すと、配分を守りやすくなります。

科目Bは1問30分を目標に

科目Bは150分で5問なので、1問30分が本番の配分です。後期本命なら、12月までは時間を測らずに解いて解答例との差を書き出し、1月から30分で切る練習に切り替えます。前期本命なら時間がないため、11月に入った時点で30分の時間制限に切り替えてください。

科目Bの選択問題は採点講評で選ぶ——令和7年度2回分の読み方

選択問題は「得意そうな分野」ではなく、「講評が指摘した失点を自分が避けられる分野」で選びます。科目Bは問1の情報セキュリティが必須で、残り10問から4問を選ぶ構成です。

応用情報技術者試験の科目Bで問1の情報セキュリティが必須、問2から問11の10問から4問を選んで計5問を解答する構成図

まず、IPAが公開している採点講評で、各問の全体の正答率がどう書かれているかを並べます。令和7年度は春期・秋期とも、問2〜問11が次の順で出題されました。

問分野令和7年度春期の講評令和7年度秋期の講評
問1情報セキュリティ(必須)平均的平均的
問2経営戦略平均的平均的
問3プログラミング(アルゴリズム)やや高かった高かった
問4システムアーキテクチャ平均的平均的
問5ネットワークやや高かった平均的
問6データベース平均的平均的
問7組込みシステム開発平均的平均的
問8情報システム開発平均的平均的
問9プロジェクトマネジメント平均的平均的
問10サービスマネジメントやや低かった平均的
問11システム監査平均的平均的

選択対象の問2〜問11に限ると、20問中16問が「平均的」です(問1を含めると22問中18問)。2回分を見る限り、分野ごとの難易差で選択を決められるほどの差はありません。プログラミングは2回とも高めですが、プログラムを読み慣れた人が選んでいる可能性もあるため、この数字をそのまま自分に当てはめないでください。

講評に書かれた「分野ごとの落とし穴」

差が出るのは、各設問の講評に書かれた誤答の傾向です。2回分から、演習で自分が同じミスをするかを確かめるべき点を抜き出しました。

分野講評が指摘した誤答演習で確かめること
データベース(問6)主キーを示す実線の下線が付いていない解答(春期・秋期の両方で指摘)E-R図・関係スキーマの記法を、解答例と1字ずつ照合する
組込みシステム開発(問7)小数点以下の桁数の指示を無視(春期)、計測のタイミングの読み違い(秋期)数値の解答では、桁数と単位の指示に線を引いてから計算する
ネットワーク(問5)OP25Bとオープンリレー防止の混同(秋期)似た技術の「何を防ぐのか」を1行で言えるか
情報セキュリティ(問1)リバースブルートフォース攻撃の理解不足(春期)対策が効く攻撃・効かない攻撃をセットで覚える
経営戦略(問2)クロスSWOT分析で外部環境・内部環境の片方だけで解答(春期)フレームワークの要素を全部使って答えたか
プロジェクトマネジメント(問9)目的を問われて「可視化するため」と手段を答える(秋期)設問が「目的」「理由」「方法」のどれを聞いているか
サービスマネジメント(問10)問題文に記載のない項目を答える(秋期)解答の根拠を本文の行で示せるか

データベースや組込みの失点は、知識より記法と指示の読み落としです。演習で直しやすい型なので、知識がある人には選びやすい分野と言えます。逆に、ネットワークやセキュリティの失点は似た用語の混同から来るため、科目Aの段階で用語を固めておくほど有利になります。

4問を決める3ステップ(後期本命の場合)

  1. 10〜11月:問2〜問11の10分野を、令和7年度秋期の過去問で1問ずつ解く。解答例と比べ、得点の目安を記録する
  2. 12月:上位6分野を「候補」にする。うち2分野は予備として残す
  3. 1月以降:候補6分野だけを別の年度で解き直し、上の表の落とし穴に何回はまったかを数える。少ない順に4分野を本命にする

予備の2分野を残すのは、本番で本命の分野が見慣れない題材だったときの逃げ道です。6分野を回す余裕がなければ、5分野でも構いません。前期本命の人は同じ手順を圧縮し、10月中に10分野を試して候補6分野に絞り、11月は候補だけを30分で解いて4分野を決めます。

後期本命の学習ロードマップ——科目Aの結果を見てから科目Bに臨む

後期を本命にする場合、今日から科目Aの初日(2月6日)まで約18週あります。CBTになって新しく使えるのが、科目Aの得点を受験直後に知ったうえで科目Bまでの期間を過ごせる点です。後期の科目Aと科目Bの間は、日程の選び方で12日から37日まで取れます。

フェーズ期間(編集部の目安)やること
1. 科目Aの知識固め10月〜11月(約8週)テクノロジ系から分野別に過去問。並行して科目Bの10分野を1問ずつ試す
2. 科目Bの選択を決める12月(約4週)候補6分野を決め、週2問のペースで記述演習。科目Aは誤答の解き直しだけ続ける
3. 申込と通し演習1月〜科目Aの受験日1月27日〜2月16日の申込で科目A・Bの日を同時に予約。科目Aを150分通しで解き、科目Bは1問30分に切り替える
4. 記述に集中科目Aの受験後〜科目B科目Aが60点以上だと確認できたら、残りを科目Bの演習だけに使う

科目Aと科目Bの間隔は長めに取る

科目Aを2月6日、科目Bを3月15日にすれば、間は37日です。科目Aを2月19日、科目Bを3月3日にすると12日まで縮みます。記述に不安がある人ほど、科目Aを早めに受けて間隔を長く取るほうが、フェーズ4を使い切れます。

ただし予約は申込時に科目A・Bをまとめて行い、変更は空席があれば試験日の3日前まで可能です(前期の扱い)。後期も同じ扱いになるかは、申込前に受験者ポータルで確認してください。当日はメモ用紙1枚と画面上のメモ・電卓が使えます。使い方は応用情報・高度・支援士CBTのメモ用紙配布にまとめています。

前期本命の人は「科目Bから逆算」する

前期を本命にする人は、科目Aの過去問を週1回分の通し演習にとどめ、残りの時間を科目Bに回します。科目Aは10月28日〜11月10日の早めの日程で受け、科目Bを12月上旬に置くと、間を最大39日取れます。科目Aで基準点に届かなかった場合は、その日から後期のフェーズ2に合流してください。

よくある質問

2026年度の試験問題は過去問として公開されますか

公開されません。IPAは2026年度の試験について「試験問題は非公開」とし、第三者への開示も禁じています。過去問演習には、IPAのウェブサイトで公開されている令和7年度秋期までの問題を使います。

前期で不合格になったら、後期を受け直せますか

受け直せます。応用情報は前期・後期の両方で実施されます。科目Aの得点は試験終了後すぐに分かり、前期の科目Bの成績照会は2027年1月頃の開始予定です。後期の申込は2027年1月27日〜2月16日なので、前期の結果を後期の判断材料にしやすい日程です。

応用情報に合格すると、高度試験で何が免除されますか

高度試験と情報処理安全確保支援士試験の科目A-1(令和7年度までの午前Ⅰ)が、合格後2年間免除されます。2027年度の新制度では、現行制度で免除要件を満たした人の経過措置が検討されていますが、詳細は公表されていません。

科目Aと科目Bを同じ日に受けることはできますか

できません。試験要綱は、応用情報技術者試験について別日に科目Aと科目Bを実施すると定めています。前期・後期とも、科目Aと科目Bの試験期間は重ならないよう設定されています。

2027年度以降も応用情報技術者試験は受けられますか

予定どおりなら受けられません。IPAは現行制度を2026年度の実施で終え、2027年度から新試験制度に移行する予定です。応用情報は高度試験とともに、プロフェッショナルデジタルスキル試験(仮称)の3区分へ再編される案が示されています。

まとめ

2026年度の応用情報は、前期と後期の2回で現行制度が終わる予定の年です。今日の時点で科目Aの過去問で60点以上を2回続けて取れていれば前期を本命に、届いていなければ後期を本命にして科目Bの選択候補を12月までに絞ってください。最初の一歩は、今週中に科目Aの過去問1回分を時間を測って解き、自分がどのタイプかを確かめることです。科目Bの候補をどの分野から試すか迷うなら、SkillStackで科目Aの分野別正答率を見比べると、手応えではなく数字で入口を選べます。

参考サイト

この記事をシェア

ポストLINEB!
SkillStackAI Powered

応用情報技術者、最短ルートで合格へ。

AIがあなたの弱点を分析し、最適な復習問題を出題。応用情報技術者の問題集①が無料。いますぐ始められます。

  • AIが苦手分野を自動で分析・解説
  • ITパスポート〜AWS・GCP まで160資格・28,000問以上を収録
  • 各資格の問題集①を無料で体験
無料で始める
クレジットカード不要
登録30秒・即体験

応用情報技術者の合格を、AIが最短ルートで。

応用情報技術者の問題集①を無料体験 ・ クレジットカード不要

応用情報技術者を無料で試す