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AZ-500廃止|後継SC-500への移行を解説【2026】

(更新: 2026年6月26日7分で読めます
AZ-500廃止|後継SC-500への移行を解説【2026】

AZ-500廃止|後継SC-500への移行を解説【2026】

Microsoftのセキュリティ系資格として人気の高い「AZ-500(Azure Security Engineer Associate)」が、2026年8月31日をもって廃止されます。後継として、従来のクラウドセキュリティにAIシステムの保護を加えた新試験SC-500が登場しました。「AZ-500を今から受けるべきか」「取得済みの認定はどうなるのか」「SC-500では何が増えるのか」と迷う方も多いはずです。本記事では、AZ-500の廃止スケジュール、後継SC-500の位置づけ、出題範囲の違い、そして取得済みの人・これから受ける人それぞれの対応方針まで、2026年6月時点の最新情報を整理して解説します。

AZ-500が2026年8月31日に廃止される

AZ-500は、Azure環境のセキュリティを設計・実装・運用するスキルを認定する「Azure Security Engineer Associate」資格に対応する試験です。Microsoftの公式学習ガイドによれば、このAZ-500は2026年8月31日(米国中部時間 23:59)に廃止されます。この日を過ぎると、AZ-500を受験して認定を新規取得することはできなくなります。

これは単発の変更ではなく、Microsoftが2026年に進めている役割ベース認定の大規模再編の一環です。多くの資格がAI重視の新試験へ置き換えられており、クラウド側でも同様の動きがあります。例えばAWSのセキュリティ専門資格も新版SCS-C03へ刷新されました(AWS Security新版SCS-C03の変更点を参照)。クラウドセキュリティ資格全体が、AI時代に合わせて再設計されつつあるのが現在の潮流です。廃止されるMicrosoft資格の一覧と後継はMicrosoft資格2026年大改定の総まとめで確認できます。

AZ-500廃止からSC-500提供開始までのスケジュールを示すタイムライン図

ただ、こうした制度改定の直後は「旧試験を駆け込みで受けるべきか、新試験で勉強すべきか」「どちらの範囲で対策すればよいのか」が判断しづらく、学習計画を立てにくいのが悩みどころです。変更点を正確に押さえないまま古い教材を進めると、出題傾向のズレに気づかず遠回りになりかねません。

後継はSC-500「Cloud and AI Security Engineer Associate」

AZ-500の後継として用意されたのがSC-500です。対応する認定名は「Microsoft Certified: Cloud and AI Security Engineer Associate」で、2026年5月15日にベータ提供が始まり、その後に正式提供(GA)へ移行する流れです。

名称に「Cloud and AI」が加わったとおり、SC-500はAZ-500が培ってきたクラウドセキュリティの中核スキルを引き継ぎつつ、まったく新しい次元として「AIシステムの保護」を加えています。2026年の企業セキュリティチームは、従来のクラウドインフラに加えてAIシステムも守る責任を負うようになっており、SC-500はその実態を反映した資格といえます。今回紹介する3つの改定(入門・開発・セキュリティ)の中でも、最も出題範囲の変化が大きいのがこのセキュリティ領域です。

AZ-500とSC-500の主な違い

AZ-500が検証してきたクラウドセキュリティの基盤は、SC-500でも中核要件として残ります。そのうえで、AI固有のセキュリティ領域が大きく上乗せされる構成です。主な違いを整理すると次のとおりです。

領域AZ-500(旧)SC-500(新)
ID・アクセス管理Entra ID、条件付きアクセス、PIM引き継ぎ(基盤として維持)
ネットワークセキュリティAzure Firewall、NSG、DDoS Protection引き継ぎ(基盤として維持)
セキュリティ運用Microsoft Sentinel、Defender for Cloud、インシデント対応引き継ぎ(基盤として維持)
AIシステムの保護AIモデルのアクセス制御、不正使用防止、訓練データの保護
AIガバナンスAI利用ポリシー、ガバナンスフレームワーク、AI出力の統制
AI固有の脅威対策プロンプトインジェクション、ジェイルブレイク、データ汚染、モデル反転攻撃
CopilotセキュリティMicrosoft 365 Copilotの権限・データアクセス管理
AZ-500とSC-500の出題範囲を並べて比較した図

ポイントは、従来のクラウド防御に「AIを守る」視点がまるごと追加されたことです。プロンプトインジェクションやモデル反転攻撃といったAI固有の脅威、生成AIの出力ガバナンス、Copilotの権限管理など、AZ-500には無かったテーマが中核に据えられました。クラウドセキュリティの土台を持つ人ほど、AI領域の上乗せ分をどう学ぶかが合否の分かれ目になります。同じ時期に進むMicrosoft資格の再編全体は、AI-102廃止と後継AI-103への移行もあわせて確認すると流れを把握しやすくなります。

取得済みの人・これから受ける人はどうすべきか

すでにAZ-500(Azure Security Engineer Associate)に合格している場合、廃止日を過ぎても認定が削除されることはありません。有効期限まではMicrosoft Learnのアクティブな認定として表示され、期限後は履歴セクションへ移りますが、記録は永続的に残り、取得した事実は確認できます。ただしSC-500への自動変換はなく、無償アップグレードも用意されていないため、新資格が必要なら別途SC-500を受験する必要があります。

これから挑戦する人は、2026年8月31日の期限を踏まえて方針を決めましょう。期限までに確実に取り切りたい・現行教材で対策したいならAZ-500、これからAIセキュリティまで含めて証明したいならSC-500が向いています。クラウドセキュリティの基盤は両者で共通するため、今からAZ-500の範囲を学ぶことは決して無駄になりません。

よくある質問

AZ-500はいつまで受験できますか?

公式学習ガイドによると、AZ-500の廃止日は2026年8月31日(米国中部時間 23:59)です。この日を過ぎると受験できなくなり、認定の新規取得・更新もできません。今から受ける場合は、再受験の余地も考えて期限に余裕を持って予約するのがおすすめです。

すでに取得したAZ-500の認定は無効になりますか?

いいえ。廃止後も取得済みの認定が削除されることはなく、学習履歴に永続的に記録されます。有効期限まではアクティブな認定として扱われ、期限後は履歴に移ります。ただしSC-500への自動変換はないため、新資格が必要なら別途受験が必要です。

AZ-500とSC-500で何が一番違いますか?

最大の違いは「AIシステムの保護」が加わった点です。AZ-500はID管理・ネットワーク・Defender for Cloudなど従来のクラウドセキュリティが中心でした。SC-500はその基盤を引き継ぎつつ、AIモデルの保護、AIガバナンス、プロンプトインジェクションなどAI固有の脅威対策、Copilotセキュリティが大きく追加されています。

AZ-500向けの教材でSC-500に対応できますか?

クラウドセキュリティの基盤部分は共通するため役立ちますが、AIセキュリティやAIガバナンス、Copilot関連など新領域は反映されていません。SC-500を受けるなら、必ずSC-500対応の公式学習ガイドや教材で範囲を確認してください。

まとめ

AZ-500(Azure Security Engineer Associate)は2026年8月31日に廃止され、後継のSC-500「Cloud and AI Security Engineer Associate」へ引き継がれます。最大の変化は、従来のクラウドセキュリティにAIシステムの保護・ガバナンス・AI固有の脅威対策が加わったことです。取得済みのAZ-500は記録として残りますが、最新スキルの証明には新版への移行が有効でしょう。範囲が広いセキュリティ資格は、スキマ時間にAIが弱点を出題するSkillStackのような学習アプリを使うと、無理なく演習量を積み上げられます。

参考サイト

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