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Microsoft資格2026年大改定|廃止と後継を総まとめ

(更新: 2026年7月7日10分で読めます
Microsoft資格2026年大改定|廃止と後継を総まとめ

DP-100、AI-102、AI-900——Microsoft認定資格の2026年大改定で、これらの試験は6月末までにすでに受験受付を終えました。改定は「予告」の段階を過ぎ、いま現在進行中です。次の期限はAZ-204の7月31日、その次はAZ-500の8月31日と、1ヶ月刻みで続きます。

今回の再編は規模が違います。役割ベースの認定だけで10種類前後が対象になり、その多くが生成AI・エージェントを前提とした新資格に置き換わります。しかも廃止月は資格ごとにずれているため、期限を取り違えると受験の機会そのものを失いかねません。

廃止済み・廃止予定の資格と後継を1枚の表で見渡せば、自分の狙う資格の期限と、今日から打つべき手が具体的に決まります。個別資格の詳しい解説記事へのリンクも添えるので、気になる資格はそこから深掘りできます。

Microsoftが2026年に進める認定資格の大改定とは

Microsoftは2026年4月から9月にかけて、複数の認定資格・応用スキル・試験を段階的に廃止しています。対象は役割ベースの認定だけでも10種類前後にのぼり、応用スキルや試験単独の刷新を含めると十数件規模の大改定です。すでに6月末までにDP-100・AI-102・AI-900が受付を終え、この後も7月31日のAZ-204、8月31日のAZ-500、9月30日のAZ-800/801と期限が続きます。

背景にあるのは、クラウドの主役が「個別サービスの利用」から「AIを組み込んだアプリ・運用」へ移ったことです。Microsoftは認定プログラム全体を、AI・エージェント・現代的なセキュリティを軸に作り直そうとしています。まずは廃止スケジュールの全体像から押さえましょう。

2026年に廃止される主要Microsoft資格の廃止スケジュールを示すタイムライン図

注意したいのは、廃止のタイミングが資格ごとに月単位でずれていることです。実際、6月末の期限を過ぎたAI-102やAI-900はもう受けられません。どの資格がいつ廃止され、何に置き換わるのかを正確に把握しないまま古い教材で進めると、受験機会を逃したうえに出題範囲のズレにも気づかない、という二重の遠回りになってしまいます。

廃止される主なAzure役割ベース資格と後継

2026年に廃止されるAzure系の主要な役割ベース資格と、その後継は次のとおりです。廃止日はいずれもMicrosoft Learn公式の廃止一覧に基づきます。後継はそろってAI関連へと焦点が移っています。

廃止される資格廃止日後継資格主な変化
DP-100(Azure Data Scientist Associate)2026年6月1日(受付終了)AI-300(Machine Learning Operations Engineer Associate)データサイエンスから機械学習の運用(MLOps)へ
AI-102(Azure AI Engineer Associate)2026年6月30日(受付終了)AI-103(Azure AI Apps and Agents Developer Associate)既製AIサービス活用から生成AI・エージェント開発へ
AZ-204(Azure Developer Associate)2026年7月31日AI-200(Azure AI Cloud Developer Associate)汎用開発からAIネイティブなクラウド開発へ
AZ-500(Azure Security Engineer Associate)2026年8月31日SC-500(Cloud and AI Security Engineer Associate)クラウド防御にAIセキュリティを追加

それぞれの詳しい変更点は、個別記事で解説しています。AI-102廃止と後継AI-103AZ-204廃止と後継AI-200AZ-500廃止と後継SC-500をあわせて確認すると、自分の狙う資格の対策が具体的にイメージできます。

試験だけが変わる資格(認定は継続)

すべてが「資格ごと廃止」ではありません。試験が刷新されても、対応する認定は引き続き提供されるケースもあります。代表例が入門資格のAI-900です。

  • AI-900 → AI-901(旧試験は2026年6月30日で受付終了):AI-900は受付を終了し、現在「Azure AI Fundamentals」認定を目指す場合の試験はAI-901です。新試験ではMicrosoft Foundryを使った実装入門が加わります。取得済み認定の扱いはMicrosoft Learnのトランスクリプトで確認してください。詳細はAI-900廃止と後継AI-901を参照。
  • AZ-800/AZ-801 → AZ-802(旧試験は2026年9月30日に廃止):認定は「Windows Server Hybrid Administrator Associate」のまま、2試験が1試験に統合・刷新されます。

このタイプは、すでに認定を持っている人にとっては影響が小さい一方、これから受ける人は新試験の範囲で対策する必要があります。なお、よく混同されますがAZ-900(Azure Fundamentals)は今回の廃止対象ではありません。受付を終了したのはAI-900(Azure AI Fundamentals)の方で、名前が似ているため取り違えに注意しましょう。

Dynamics 365・Power Platform系も再編が進む

改定はAzureだけにとどまりません。Microsoft Learn公式の廃止一覧では、PL-600(Power Platform Solution Architect Expert)・PL-500(Power Automate RPA Developer Associate)・MB-700(Dynamics 365 F&O Solution Architect Expert)が2026年6月30日で受付を終え、MB-280(Dynamics 365 Customer Experience Analyst Associate)は7月31日、PL-200(Power Platform Functional Consultant Associate)は8月31日に廃止と明記されています。一部は「エージェントAI(Agentic AI)」をテーマにした新しい資格群への再編と位置づけられており、後継が直接用意されない資格もあります。これらの分野を狙う人は、Microsoft Learnの公式情報で自分の資格の扱いを必ず確認してください。

改定の狙いは「AIネイティブ」へのシフト

今回の大改定を貫くテーマは明確で、「AIネイティブ」へのシフトです。開発者資格はAIアプリ開発へ、セキュリティ資格はAIシステムの保護へ、データ資格はMLOpsへと、いずれも生成AIやエージェントを前提としたスキルが中核に据えられました。クラウドベンダーのセキュリティ資格でも同じ流れがあり、AWSのセキュリティ専門資格も新版へ刷新されています(AWS Security新版SCS-C03の変更点を参照)。

従来のクラウド資格からAIネイティブ資格への移行を示す概念図

つまり2026年以降は、クラウドの基礎スキルに加えて「AIをどう作り、どう守り、どう運用するか」を問われる時代になります。これから資格を取るなら、後継のAI寄り資格を見据えて学習の方向性を決めると、取得したスキルがより長く通用します。

取得済み・受験予定の人が今すべきこと

対応の基本は3点に絞れます。第一に、すでに認定を持っている人は慌てないこと。Microsoftの廃止済み認定は学習履歴に永続的に残り、取得した事実が消えることはありません。第二に、受験を予定している人は自分の資格の廃止日を確認し、旧試験で取り切るか新試験へ切り替えるかを早めに決めること。第三に、新試験を選ぶ場合は必ず後継資格に対応した最新教材で範囲を確認することです。旧版前提の問題集のままでは、追加されたAI領域に対応できません。

状況別・今日からのアクション早見表

あなたの状況今日からのアクション
受付が終了した試験(DP-100・AI-102・AI-900)を狙っていた旧試験はもう選べない。後継(AI-300・AI-103・AI-901)の公式学習ガイドで差分を確認し、教材を後継対応版へ差し替える
AZ-204/AZ-500を勉強中廃止日(7月31日/8月31日)から逆算し、駆け込み受験か後継への切り替えかを今週中に決める。再受験の余地を残すなら、初回受験は期限の2週間前までに置く
対象資格をすでに取得済み認定は学習履歴に残るため急ぐ必要なし。更新期限だけ確認し、最新スキルの証明が必要になった時点で後継を検討する
これからMicrosoft資格を始める廃止予定の旧試験は選ばず、最初から後継資格か、廃止対象外のAZ-900(Azure Fundamentals)などで計画を立てる

よくある質問

2026年にMicrosoft資格はどれくらい廃止されますか?

2026年4月から9月にかけて、役割ベースの認定だけでも10種類前後、応用スキルや試験単独の刷新を含めると十数件規模で廃止・刷新が進みます。特にAzureの開発・セキュリティ・データサイエンス系の主要資格が後継のAI寄り資格へ置き換わるのが大きな特徴です。

すでに取得した資格は廃止後に無効になりますか?

いいえ。廃止後も取得済みの認定が削除されることはなく、Microsoft Learnの学習履歴に永続的に記録されます。ファンダメンタルズ認定のように無期限のものもあります。ただし後継資格への自動変換は基本的に行われないため、新資格が必要な場合は新試験を受験します。

AZ-900も廃止されますか?

いいえ。今回受付を終了したのはAI-900(Azure AI Fundamentals)で、AZ-900(Azure Fundamentals)は対象ではありません。名前が似ているため混同しやすいですが、Azureの基礎を学ぶAZ-900は引き続き受験できます。

今から旧試験を受ける意味はありますか?

期限前の試験(AZ-204・AZ-500など)なら、あります。廃止前に取得した認定は記録として残り、AZ-204のように上位資格の前提条件として永続的に有効とされるものもあります。後継資格とも内容が一定割合は共通するため、期限までに取得できそうなら旧試験で取り切る選択も合理的です。ただしDP-100・AI-102・AI-900のように、すでに受付を終了した試験は選べません。

まとめ

Microsoftは2026年4〜9月にかけて、DP-100・AI-102・AZ-204・AZ-500など主要な役割ベース資格を廃止し、AIネイティブな後継資格へ移行します。DP-100・AI-102・AI-900はすでに受付を終え、次の期限はAZ-204の7月31日です。AI-900は受付を終了し、Azure AI Fundamentals認定を目指す場合の試験はAI-901に、AZ-900は対象外という違いも押さえておきましょう。取得済みの認定は記録に残るので慌てる必要はありません。決めるべきは、後継のどの資格に、いつから取りかかるかです。SkillStackは無料で始められるので、方針を固めきる前でも「とりあえず今日の1問」から学習を動かしておく、という使い方ができます。

参考サイト

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